6/29 「わたしのかあさん」 上映会
「わたしのかあさん」の上映会が群馬会館で6/29(土)10:30、14:00の2回あります。
前売り券は煥乎堂前橋本店で取り扱っています。
公式サイト
https://www.gendaipro.jp/mymom/
天声人語
2008年05月11日(日曜日)付
『わたしの母さん』という児童小説がある。小学4年の主人公、高子は算数が得意で、学級委員をしている。気がかりが一つ。明るいけれど、少し変わった母親のことだ▼月初め、母さんは日めくり暦の一枚一枚に封筒をはりつけ、千円札を2枚ずつ入れていく。毎日、その2千円を財布に移して生活に充てるのだ。高子は「ひと月分を同じ袋に入れておけばいいのに」と思うが、母さんは大きな数の計算が嫌いらしい▼さらに、連絡のプリントにはフリガナをつけてと学校に頼んだりもする。あきれる娘はある日、母が生後間もない熱病で知的障害を負ったことを知る。父さんとは養護学校高等部の同級生だった▼作者の菊地澄子さん(73)は養護学校などで教えてきた。この作品も体験が元だ。突然の真実に立ちすくみながらも、母を理解し、優しく伸びてゆく少女。20年前の初版は児童福祉文化賞を受けたが、出版元の廃業で絶版になっていた。06年、東京の出版社、北水(ほくすい)が新装版で復活させた。高子のモデルはすでに母になっているという▼作中に「人間の賢さっていうのは、その人が持っているちからを、どう生かしているかっていうこと」とある。母さんがずっと頼りにしてきた元担任が訪れ、親の「学力」を疑う高子を諭す場だ。母は泣いて告白する▼本の帯には〈お母さん、生んでくれてありがとう!〉。この瞬間にも、色んな人生を背負った母親たちが持てる力を振り絞っているだろう。きょうの母の日、その人が目の前にいてもいなくても、同じことばを贈りたい。
CONTENTS
サイト更新情報
- すてっぷ後援会総会・家族講演会を開催しました
- 手品を体験しよう(ワークセンターまえばし)
- 6/29 「わたしのかあさん」 上映会
- 救命処置講習会(ワークセンターまえばし)
- 映画鑑賞会を開催しました(ワークセンターまえばし)
更新一覧
- すてっぷ後援会総会・家族講演会を開催しました 2024年7月5日
- 手品を体験しよう(ワークセンターまえばし) 2024年6月17日
- 6/29 「わたしのかあさん」 上映会 2024年6月7日
- 救命処置講習会(ワークセンターまえばし) 2024年5月30日
- 映画鑑賞会を開催しました(ワークセンターまえばし) 2024年5月7日
- 祝!25周年 2024年4月25日
- 利用者会イベント!「いちご狩り」(とらっぱ) 2024年4月18日
- イオンでお金(工賃)を使って遊ぼう!(社会就労センターぴいす) 2024年3月21日
- ボウリング大会を開催しました(ワークセンターまえばし) 2024年3月19日
- 新年会で新たな出発(ワークセンターまえばし) 2024年1月16日