Iさん 就職おめでとう!!

このたび、Iさんが荒子町の「ここねや」さんに就職しました!

 

Iさんがすてっぷに入ったのは今から8年前。

わーくはうすすてっぷで、陶芸を楽しみながらのリハビリからはじまりました。

片手で手ろくろをまわして陶器を作るのはとても難しいこと、

けれどもIさんはみるみる腕を上げ、上品で味わいのある陶器をたくさん作り出しました。

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【カップはカフェとらっぱでもおなじみ】

 

その後、チラシ折りや袋づめなどの下請作業を経験し、

6年半がたったある日のモニタリングで、

「そろそろ就職に挑戦してみませんか?」というサビ管のことばに、

「やってみるか」と気持ちが動き、とらっぱ(就労移行支援事業)に異動することに。

 

「とらっぱ」では就職にむけて、

体力をつける、適職を探す、二次障害を予防する、の3つにしぼってやっていきました。

カフェで、座り仕事から徐々に立ち仕事の時間を増やし、

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ジューススタンドでのレジ接客まで任されるようになり、

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【一緒に働く人達とのチームワークもばっちり】

 

1年が過ぎ仕事にも慣れてきた頃、いよいよ就職活動開始です。

身体への負担も考え、「数種類の軽作業の組み合わせがあり、

時々座って作業ができる職場」を探し、会社見学、体験実習を

行いました。

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「ここねや」さんは、ワークセンターまえばしからの紹介で、

結婚式の引き出物や葬儀の香典返しを作っている会社です。

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職場実習では、 箱折り、箱詰め、

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数人がラインになって商品にしていきます。

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どの作業も丁寧かつ正確でした。

実習後、「忙しいけど簡単だね。とらっぱの方がたいへん。」と

言ってニヤリと笑うIさん。

会社からは「とてもきれいにできていました。素晴らしい!」とほめられ、

めでたく内定となりました。

が、座っての作業で姿勢がくずれやすくなることが予測され、

急きょ支援者とOT、ワークセンターのワーカーで相談し、二次障害予防のために

椅子を 設置させてもらうことにしました。

まひ側の腕を支える肘当てを一晩でちくちく縫い上げてきた支援者、

Iさんを送り出すにあたって支援にベストを尽くしたいとの思いでした。

 

Iさんのとらっぱ最終日。 凛としてあいさつをするIさんに、

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祝福の花束が贈られました。本当におめでとう!!

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利用し始めたときは焦りや不安もあったと思いますが、

わーくはうすすてっぷ、とらっぱと、できることが増えるにつれて、

自信と力を取り戻していったIさん。

 

みんな、Ⅰさんのこれからの活躍を楽しみにしています!

身体に気をつけて、ムリせずがんばってください。

さあ、ここからはワークセンターにバトンタッチ、

Iさんが永く幸せに働けるように、すてっぷはこれからもずっと 応援していきますよ。

 

 

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