3.11から3年 (社会就労センターぴいす)

東日本大震災から3年経った翌日の3月12日。

この日、大学入試の為作業を行うことができない県立女子大メンバー11名とスタッフで、

日本赤十字社群馬県支部にご協力いただき、防災学習を行ってきました。

まずは、炊き出し訓練です。

「ハイゼックス」という、熱に強い特殊なビニール袋を使い、ご飯を炊きます。

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自分で作ったものを食べられるよう、まずはビニールに自分の名前を書いてから・・・

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お米を入れやすいよう、底をくり抜いた紙コップを袋にセットします。

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次に、紙コップ一杯分(約一合)のお米を入れます。

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次に、赤いラインのところまで水を入れます。

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次に、袋の中の空気を抜き、袋の口を輪ゴムできつく縛ります。

*しっかり空気を抜くことがポイント!

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その後、沸騰したお湯の中に入れ、約40分待ちます。

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今回は、飲める水を沸かして使っていますが、袋の口がしっかり密封されているので、川の水や泥水などを沸かして使うこともできるそうです。

ここで使った「移動式炊飯器」ですが、実際に被災地でもご飯を炊くのに使われたそうで、ガスでも薪をくべて火をおこしても、どちらでも使えるとのことです。

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ご飯が炊けるまでの間は、赤十字の成り立ちや災害に備えての講義を受けました。

災害に備えての講義は、クイズ形式で、どんなものが必要か、どこが一番安全か、などを楽しく学ぶことができました。

一例を紹介しますと・・・

 

Q. 大地震が起きた場合、家の中で一番安全な場所は?

①台所   ②居間   ③玄関

A. ③ 玄関・・・家の設計上、玄関やトイレは周りに柱を立てるため、頑丈にできています。

地震の影響でドアが開かなくなることがあるため、ドアを開けておくとよいでしょう。

玄関やトイレまで行けない場合は机の下など身を隠せる場所に避難し、

隠れる場所がない場合は、布団やまくら、かばんなどで頭を必ず守りましょう。

 

上記のような問題に、周りの人と相談したり悩みながら答えを選び、正解すると大喜びしながら、防災について学べました。

 

講義の後は、みんなで作ったご飯を試食しました。

ごはんだけでは味気ないので、レトルトカレーをかけて食べます。

「ビニール袋で本当にごはんが炊けるの!?」と半信半疑でしたが、見事にご飯が炊けました!

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とってもおいしくて、普段は小食の方も、一合ぺろりと完食しました。

 

未曽有の大災害であった、東日本大震災から3年。

少しずつ防災の意識が薄れつつありましたが、今回の防災学習で学んだことを生かし、日ごろから防災対策をしていきたいと思いました。

 

日本赤十字社群馬県支部のみなさま、どうもありがとうございました。

 

ぴいすについては、こちら

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