~就職までの助走~ (ワークセンターまえばし)

Aさんは特別支援学校卒業後、就労移行支援事業所の利用を経て、現在は、群馬県庁で行われている※「チャレンジウィズぐんま」で文書集配などの業務を行いながら、一般就労へ向けた準備をしています。

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~ チャレンジウィズぐんまでの業務の様子 ~

 

チャレンジウィズぐんまの仕事が始まって間もない頃は、疲労による体調不良を訴えて、休憩をもらったり、
早退をした時もありました。

ですが日が経つにつれ体力的な課題は改善され、後から入った後輩の指導にもあたっています。
会社で働くための準備として、普通自動車免許も取得しました。

 

そんなAさんに今年の3月、企業での実習をする機会が巡って来ました。

企業との実習に向けた打ち合わせの帰り、Aさんは支援者にこんなことを話してくれました。

「早く就職をしたいと思っていたけど焦らなくて良かった。就労移行支援事業所へ通い、
                   チャレンジウィズぐんまに通ったからこそ、今があると思う。」

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~ 企業実習での業務の様子 ~

 

 

一番緊張する実習初日、大勢の社員の前で、堂々と挨拶をして、落ち着いて作業をする姿がそこにありました。

実習中はAさんの良い面が充分に発揮されて、企業からもとても良い評価を頂きました。
Aさん自身も今回の実習を通じて手応えを得ることができ、今後は実習をした企業へ正式に応募をする予定です。

 

今日に至るまで、自身の課題から目をそらさずに、主体的に就職への準備に取り組んだ前向きな姿勢や、
これまでの経験があったからこそ、今回の実習や企業からの評価に繋がったのだと思います。

 

※「チャレンジウィズぐんま」について
 群馬県では、障がい者の雇用に率先して取り組むため、平成25年5月、県庁総務事務センター文書センター
 内に、業務支援ステーション「チャレンジウィズぐんま」を設置しました。
 雇用された方々が、県庁での勤務経験をいかして、ステップアップ(民間企業等への就職)できるよう支援
 しています。
 ~群馬県ホームページより~

 

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