心が「キュン」となる話です 〔Kid’s Club〕

とある活動日、公園遊びを終えてキッズハウスに帰ろうとすると、公園に咲いていた「ドウダンツツジ」の白い花をA君がRさんに手渡しました。「一緒に遊べて楽しかったね」それを見たスタッフは『公園の花はとってはいけないね』なんてつまらない事は言えませんでした。

その日の帰りの会で「今日楽しかった事」を皆に聞いていた時のこと。Rさんの番になりました。恥ずかしがり屋のRさんは少し小さい声で「私は・・・A君に白いお花をもらえて嬉しかったです」と言ったのです。渡したA君は喜んでもらえたことに大喜び「え~!!本当?喜んでもらえて僕もうれしい!!!」

 

Rさんは、お家に帰ってから、もらったドウダンツツジをコップにさしてあげて、毎日大切にお水をかえながら観察をして絵を描いたそうです。

no1

no2

no3

no4

コップを描くことは難しいからお母さんが手伝ってくれました。AくんとRさんの思いを大切に受け止めてくれたお母さんには感謝です。

「最後は花がなくなって茎だけになっちゃった。」と話してくれましたが。NO4良く見てください。コップはRさん自分で描けています。スキャナーで読んだのでよくお見せできないのが残念です。

 

まだまだ続きます・・・

 

その後の休日活動に参加したAくん。朝来ると「これをRさんに渡したいんだけど」とスタッフのところに、まだ朝露がついたモッコウバラを大切そうに持ってきてくれました。何とも言えないこの美しい心に胸が「キュン」となりました。大人になるとこんな「キュン」は忘れてしまいます。Kid’sに来る前に早起きをして自宅の庭で一生懸命摘んだそうです。この思いは絶対Rさんに届けよう!

 

 

no6

届いた!!!

 

誰かの為に何かをする。誰かにしてもらった事に感謝する。心が溢れる瞬間があれば幸せいっぱいな気持ちになれますね。

 

A君 モッコウバラの花言葉は 「純潔・幼いころの幸せな時間・素朴な美」だそうですよ(*^_^*)

幸せな時間をありがとう!

Print Friendly, PDF & Email