一人暮らしを頑張っています(支援センター)

15年以上、ずっと自宅でお母さんと2人きりで生活していたAさん。

知的障害と精神障害を併せ持ち、定期的に通院をしています。

昨年お母さんが介護保険施設に入所となり、急きょ一人暮らしとなってしまいました。

それまで食事・洗濯・掃除・金銭管理・服薬管理など全てお母さんがやってくれていたので、

どうやってやりくりしたら良いのかご本人は分かりません。

ご本人のこれからの生活を心配した民生児童委員さんから障害福祉課に連絡が入り、障害福祉課から支援の依頼

を受け、生活支援センターが支援を行っていくこととなりました。

さっそくヘルパー利用を調整し、社協さんに金銭管理を行ってもらい、グループホームの見学にも相談員と

一緒に行きました。

しかし「長年住み慣れた家を離れたくない」とご本人。

自宅で安心して暮らしてもらうため、多い時は週3回相談員が訪問するなど不安の軽減を行い、

細やかに生活を支援したり、小さなトラブルを一緒に解決してきました。

民生委員さん(手厚いご支援を頂いてます)、自治会長さん、ご近所さん、コンビニの店員さん、床屋さん、

地域の方に支えられ、またお母さんのケアマネさん、介護高齢課の方も含めた会議を何度も開催して、

ご本人の一人暮らしをみんなで支援しながら早1年がたちました。

そんな中、本人の気持ちにも変化が表れ、「日中通えるところへ見学に行ってみても良い」との言葉が出たため、

いくつかの施設を本人と一緒に見学にいきました。その中から本人が1つ選び、

 

ついに!!    先月から毎日バスを利用して通えるようになりました!!

 

この日は手作りぞうきんの袋詰め作業を行っていました。

ひとつ一つ丁寧に袋に入れていきます。出来上がった商品は「みんなの店(前橋市総合福祉会館内)」等で販売

されています。

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一番得意な作業はボッチキスの箱詰めです。

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休憩時間には職員さんと談笑するなど、人との触れ合いに

楽しみを感じている今日この頃です。

温かく見守ってくださる近所の方に「行ってらっしゃい」

と声をかけられ、元気に通所しています♪

 

 

これからも、チーム一丸となってAさんの支援を行っていきます!!

 

 

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真夏のウォーキングコースを紹介します

ある日の夕方の様子です。

ヘルパーの移動支援・グループ支援型を利用していただき、

ヘルパー1名と利用者さん3名で1時間から1時間30分程度のウォーキングを行いました。

この日は夕方の時間にもかかわらず、気温が高く、湿度も高かったですが、

大渡自動車教習所の北側の空き地に車を停めて、利根川沿いのサイクリングロードを1時間ほど歩きました。

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この日の参加者は、Nさん

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Kさん

 

 

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Tさんです。

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ここのサイクリングロードは、

木々が茂っているため意外と涼しく、川から涼風が吹くため、すごく心地良いんです。

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途中の川のせせらぎも心地良いんですよ。

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開けた場所では赤城山の全景を望むことができます。

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ウォーキングを終えた後は、近くの自動販売機で、好きな飲み物を購入して、熱くなった体をクールダウンしました。

 

興味のある方は、一緒に歩いてみませんか?

お問い合わせは、ヘルパーステーションすてっぷまで、ご連絡ください。

 

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Iさん 就職おめでとう!!

このたび、Iさんが荒子町の「ここねや」さんに就職しました!

 

Iさんがすてっぷに入ったのは今から8年前。

わーくはうすすてっぷで、陶芸を楽しみながらのリハビリからはじまりました。

片手で手ろくろをまわして陶器を作るのはとても難しいこと、

けれどもIさんはみるみる腕を上げ、上品で味わいのある陶器をたくさん作り出しました。

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【カップはカフェとらっぱでもおなじみ】

 

その後、チラシ折りや袋づめなどの下請作業を経験し、

6年半がたったある日のモニタリングで、

「そろそろ就職に挑戦してみませんか?」というサビ管のことばに、

「やってみるか」と気持ちが動き、とらっぱ(就労移行支援事業)に異動することに。

 

「とらっぱ」では就職にむけて、

体力をつける、適職を探す、二次障害を予防する、の3つにしぼってやっていきました。

カフェで、座り仕事から徐々に立ち仕事の時間を増やし、

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ジューススタンドでのレジ接客まで任されるようになり、

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【一緒に働く人達とのチームワークもばっちり】

 

1年が過ぎ仕事にも慣れてきた頃、いよいよ就職活動開始です。

身体への負担も考え、「数種類の軽作業の組み合わせがあり、

時々座って作業ができる職場」を探し、会社見学、体験実習を

行いました。

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「ここねや」さんは、ワークセンターまえばしからの紹介で、

結婚式の引き出物や葬儀の香典返しを作っている会社です。

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職場実習では、 箱折り、箱詰め、

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数人がラインになって商品にしていきます。

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どの作業も丁寧かつ正確でした。

実習後、「忙しいけど簡単だね。とらっぱの方がたいへん。」と

言ってニヤリと笑うIさん。

会社からは「とてもきれいにできていました。素晴らしい!」とほめられ、

めでたく内定となりました。

が、座っての作業で姿勢がくずれやすくなることが予測され、

急きょ支援者とOT、ワークセンターのワーカーで相談し、二次障害予防のために

椅子を 設置させてもらうことにしました。

まひ側の腕を支える肘当てを一晩でちくちく縫い上げてきた支援者、

Iさんを送り出すにあたって支援にベストを尽くしたいとの思いでした。

 

Iさんのとらっぱ最終日。 凛としてあいさつをするIさんに、

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祝福の花束が贈られました。本当におめでとう!!

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利用し始めたときは焦りや不安もあったと思いますが、

わーくはうすすてっぷ、とらっぱと、できることが増えるにつれて、

自信と力を取り戻していったIさん。

 

みんな、Ⅰさんのこれからの活躍を楽しみにしています!

身体に気をつけて、ムリせずがんばってください。

さあ、ここからはワークセンターにバトンタッチ、

Iさんが永く幸せに働けるように、すてっぷはこれからもずっと 応援していきますよ。

 

 

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Mother's KitchenのAさんの職人技!(社会就労センターぴ…

健康科学大学で働くAさんの一日は
ご飯を炊飯釜から保温ジャーに移すことから始まります。
集中して
ご飯を落とさないように
しゃもじを水で濡らしつつ・・・
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移し終わった釜の中にはご飯粒一つも残っていません。
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これは洗う前の釜です。
洗った後ではありません。
※フッ素コートもテフロン加工もされていない素のアルミの釜です。
ちなみに、他の人がやるとこうなります。
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中々Aさんのようにきれいにはできません・・・
お弁当のご飯詰めも彼の仕事。
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180g、1gの誤差もなくご飯は平に盛り付けてあるので、
具を上に乗せるのがとても楽。
午後は食洗機で洗った食器を保管庫にしまう作業です。
ランチで使った山のような食器も
きちんと分類されて、隙間無く詰めるので、無駄なくしまえます。
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洗う方は少し苦手・・・
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でも、洗う方が得意な利用者さんとペアになり
息もぴったり、どんどん洗い物が片付いていきます。
不得意なことはフォローしつつ、
得意なことはどんどん進んでやる
健科大の素晴らしいチームワーク。
追記
事務所で仕事をしているスタッフに
「一杯どうだ?」とお茶を入れてきてくれたりする
とても優しいAさんです。
※とてもシャイなので、今回顔写真なしです。
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